就活の何が怖いかって、という話

*こんなの最初から愚痴っ愚痴の記事になるに決まってるじゃないですかー

みてた。
日本の人事システムについて - 内田樹の研究室

深刻なのは、わずか20歳で「自分は査定される側にあり、この査定を通過しなければ、社会人として認知されない」という「不安」が彼女たちの感情の通奏低音になってしまっていることである。
(中略)
面接で落とされた場合、本人には「どうして落ちたのか」がわからない。
採用する側は「どうして落ちたか」の理由を開示する責務を免ぜられているからである。
その結果、学生たちは、自分には自覚されていないけれど、ある種の社会的能力が致命的に欠如していて、それがこういう機会に露出しているのではないか・・・という不安を抱くようになる。
その不安が就活する学生たちをしだいに深く蝕んでゆく。
周囲の仲間たちが次々と内定をもらってゆくなかで、黒いスーツを着続けている学生たちをいちばん傷つけるのは、「自分にどのような社会的能力が欠如しているのか開示されないままに、その能力を査定されるゲーム」に参加させられているという理不尽さである。

ほんとにこれに尽きる。
クソこええもん、社会に認められないんじゃないかって。
ていうか、認められていないんだろうなって思うし実際そうなんだと思う。
はっきり言って、自分が他人より劣っているとは思っていないけど、でも客観的にあなたはいらないです他の人を採りますって言われ続けたら自分ダメなんだなって認めざるを得ない。
自分は自分と割り切れるほど俺のメンタルは強くない。

でも、結局は俺の個人的な悩みに過ぎないし、学生がこんなこと言ったって愚痴にしかならんしさー
愚痴ばかり言ってもしょうがないなって余計ストレスを内にため込むんだぜー
どーしろっつーの。
そんで面接で「どうしてこの時期まで就活を続けてるのか」とか言われたり聞かれたりして曖昧に笑ったりするしかないんだよ。

何とかしてよーって言うのが正しいのかどうかすら俺にはわからないし、言ったってどうにもなならない部分*1も当然あったりして、どうしたらいいかはわからない。
もちろんお金は稼ぎたいしやりたいことだってあるし、企業入って学びたいこともあるし、仕事には就きたい。
だから、それでも入りたい会社がある以上就職活動は続けるけども、ちくしょう、切り捨てられてる感がある。
筆記試験を課さないとかアピールしてる企業あるけど、筆記試験とかで落とされる方がよほどすっきりするわ。


ましてや、もうずっと「自分は人と比べて多少変わっているんじゃないか」という不安を感じているし、この現在の就活の構図が「気付いたら周りみんな彼女できてて楽しそう」みたいな感じに思えてますます……恋愛に関して持ってるコンプレックスもズキズキ刺激される感じ。
もっと考え方を切り替えていきたいんだけど。

*1:改革するのに数年かかって、改革を求めた人たちには恩恵がないというのは良くある話